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1月の挑戦者、2月の勝者、3月の、、、
そろそろ受験シーズンも終了です。
大手予備校のHPには有名大学の合格者数が掲載され、華々しい労いと共に受講生を送り出します。
河合塾に勤めている知人から聞いたところ、実は一番忙しいのは合否発表が終わるこの時期だそうです。
残念ながら桜の開花がおあずけになってしまった人らに再挑戦権を与えるべく声をかけて、入塾してもらうための施策に追われるからなんだとか。
裏事情になりますが、東大や京大の狭き門に挑む生徒はそれほど予備校にとってはあまりオイシくなく(お金を落とさない)、学力に課題の多い子の方を重宝するようです。
身も蓋もない言い方をすると、実績を掲げるための賢いクラスと売上を上げるためのありがたいクラスというわけです。
世知辛いですね。
考えてみれば当然ですが、高校生活の合間に通う現役生と浪人して受験対策を生業にする人らでは、予備校に依存する度合いが異なります。
咲いた側の共通点
予備校に勤める彼曰く、受験に成功する人は早い段階で志望校が絞られている特徴があるそうです。
将来何がしたいかわからない高校生が山ほどいる中で、「獣医になりたい」「〇〇大学で機械工学を学びたい」「地元の国立大学に行く」と気持ちがある程度固まっていると学習意欲に如実に差が出ます。
精神論ではありません。
目の色が変わって集中力が増せば効率良く学ぼうとするし、遊びの誘惑にも打ち勝てるマインドが育ち、積み重ねられるんですね。
まぁ、大人になっても同じですね。
漫然と毎日を過ごす会社員と、目的目標を宣言できるビジネスピープルとでは成果が違います。
偏差値至上主義ではないのですが、目標を設定して自らを律して学習を積み重ねて成功する体験を若くして得た方が成長する可能性があるのは否めません。
激しい競争に揉まれる高校生を見て、気持ちが引き締まりますね。
余談ですが、、、
河合塾の名前の由来はご存知ですか?
河合さんが開校したから?いえいえ、違います。
こちらをご覧ください。
河合塾公式サイトより
河合塾のフランチャイズ「マナビス」の公式キャラクターのマナべアーです。
絶対に聞けない構造のヘッドホンを首に巻いて、塾のキャラなのに間抜けな表情をしています。
なんとも愛くるしい!
きっとあなたも思ったはず。
かわいーー!と。
(本当は英文学者の河合逸治氏によって開校されたのが由来だそうです。悪しからず。)