ガチャで出てくる天国と地獄
子供の頃にこのマシンに熱狂した方も多いはず。
”ガチャガチャ”は、金属製の手応えのあるつまみを回し、ガコンッと小気味良い音とともに現れたカプセルを小さな体で押しながら開けて、中の人形と対面するまでの高揚に100円の価値があります。
冷静に考えれば大したオモチャでもなかったろうに、当時は異様に執着していたのを思い出します。
このマシンになぞらえて、「親ガチャ」なる新語が昨年の12月にユーキャンの流行語大賞のベスト10に選出されていました。
他人と比べて境遇がよくないのを嘆く言葉として広まっています。
お金持ちの家に生まれてくれば勝ち組で、イケメン・美女の血なら人生イージーモード、、、らしいです。
ガチャンと音を立てて現れた親は、アタリかハズレか。
喩えとしては秀逸ですが非情です。
先日の乳がん啓発ポスターでは行き過ぎた表現が批判を浴びていましたね。
関与不能な現象全てに当てはまるので、上司ガチャ、配属先ガチャ、お隣さんガチャ、姑ガチャなど何でもアリです。
連続でアタリだけ引ける人生なんてないでしょうし、きっと中には深刻なハズレガチャも潜んでいるのでしょう。
私たちにできる対策は課金
幼稚園からの帰り道のスーパーで、2回目のガチャガチャを泣き叫びながらねだった記憶だけはなぜか鮮明に覚えています。
ウルトラマンの人形が欲しいのに、ゼットンが出てきたからです。
今更ながら恥ずかしくなってきましたが、1回目で外れたらもう1回挑戦の精神は真理です。
親は選べませんが、資金があれば独り立ちできる。
上司は選べないが職場は変えられる。
お隣さんが騒音が気になるなら引っ越せる。
大人になった私たちは、課金力があれば再起が可能です。
もちろんここでいう課金は、金銭ではなくスキルです。
一生懸命頑張っている人たちを見ていると確信できます。
パブリックスピーキング道場(毎週水曜夜9時〜)は無課金で体験できますのでよかったら一度回していってください。