【書評】プロジェクト会議 成功の技法
会議室の予約が悠々取れる会社はそうそうないでしょう。
来社したお客さんにお詫びをすれば共感されるのは会社員のあるあるですし、当日予約なんてMr.Childrenのライブチケットくらい望み薄です。
それくらい、私たちは会議をしています。
全体を指揮するリーダーも、建設的に意見して活性化させる主任も、貴重な時間を無駄にしないように意識しなければなりません。
中堅社員として回す会議が増えてきた手前、参加者を落胆させないよう勉強しようとこんな本を手に取りました。
プロジェクト会議 成功の技法 です。
“プロジェクト会議”成功の技法 チームづくりから意思疎通・ファシリテーション・トラブル解決まで [ 後藤 洋平 ] 価格:2,200円 |
この本のユニークさは、そのボリュームです。
ライトな読み心地なのでそれほど文字が詰まっているわけではありませんが、200ページかけて会議運営についてひたすら解説してきます。
日本企業で上手くミーティングするにはこんなにも心得が必要だったとは、、、
・キックオフ会議
・定例会議
・ワーキンググループ会議
・ステアリングコミッティ
・マイルストーン会議
・検収会議
などなど、プロジェクトの進捗に合わせて様々な集まりが催されます。
丁寧に、どのタイミングで懇親会をすべきかまで書いてあります。
この通りに進めれば、もはや文化の域にまで昇華した日本的会議を創造できるに違いありません。
合わせて読みたい
せっかくなのでもう一冊紹介します。タイトルが全てです。
ブルシット・ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか
ブルシット ジョブの謎 クソどうでもいい仕事はなぜ増えるか (講談社現代新書) 価格:2,300円 |
業務時間の半分は会議に出てる気がします。
会議やプロジェクトを成功させるためには、まずはそれらを減らす作業からすべきだ。
と気づかせてくれます。