コラム

優秀な人ほど、無意識のマウントに気をつけよう

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近い未来、私たちは競い合う

ジョブ型雇用や成果主義などの単語を毎日のように新聞やニュースで目にするようになりました。

年を重ねれば、ある程度の職位と給与が約束されていた時代の終焉が見えてきましたね。

 

気がつけば「DX」などという謎のIT用語が飛び交い、デジタルネイティブがまた入社してプレッシャーをかけてきますから、ミドル層は戦々恐々としているでしょう。

逃げ出そうと転職サイトに登録してみても、伸びている業界が求めているのは20代後半までです。

 

なんとかして今の会社で結果を出さなければと心を決めた30代40代は少なくありません。

最近、オフィスや会議室に緊張感が漂うのはこのような背景があるからです。

 

ビジネス最前線で価値があると証明していかなければ給与にありつけない世の中へ、着々とカウントダウンしています。

 

これから先は、これまで以上の出世競争が繰り広げられるでしょうから、「社員は家族」と言っていた会社も「社員はライバル」と方向転換していきます。

 

同僚とどのように戦っていくかがこれからのビジネスにおける一つのテーマとなります。

 

テクノロジーハラスメントにご用心

学閥や社内政治に執心する会社員が多い国ですから、足の引っ張り合いが増えていくでしょう。

昨年流行ったドラマのように、やられたらやりかえす精神で利益を生まない戦いを繰り広げるのだろうなと、日々の社内の小競り合いを見ていて察します。

 

生産性を上げるための国の方向転換も、会社員の習性の前にすぐには効果を発揮しないだろうと予想しています。

 

さて、日々アンテナを高く張っている優秀なあなたは、そんな攻撃性の増した社内でも賢く振る舞うでしょう。

 

ただ、優位に立っているがゆえに、相手を必要以上に攻撃してしまうリスクがあるので気をつけてください。

 

ちょうど本日の日経の記事にハラスメントの記事が出ていました。

 

【日経新聞】無自覚の「テクハラ」、部下でも加害者に(有料会員限定)

最近は「テクノロジーハラスメント」なる嫌がらせもあるようです。

 

zoomの使い方、PCの機能、アプリの知識などでは、必ずしも上司に知識の優位があるとは限りません。

 

「先輩、会議用のZoom設定くらい1人でできないんですか。こんな簡単な操作で手間取って、よくこれまで仕事してきましたね」
(セリフは記事引用)

 

こんな小馬鹿にした表情で言われたら思わずデコピンしてしまいそうですね。。。

 

さすがに上のようなセリフは言わないでしょうが、心のどこかで相手を下に見ていると言葉に出てしまう場合があるので注意しなければなりません。

 

決して、マウントは取らない

「えぇ、ですからこのプロダクトのパーパス、つまり目的を特定しなければなりません」
「すなわち、これからはシームレスに、要は境目のない組織作りが重要になってくるわけで」

 

あなたは言ってませんか?

つまり と 要は

 

専門用語(大体カタカナ語)を言った後にドヤ顔で説明している業界人は悪目立ちしています。

賢い人ほど要注意です!

ふとした瞬間に出てしまいます。

 

「いいですか、zoomってのはつまり、オンラインの通話ですから」
要は、このボタンでコントロールすればいいわけで」

 

憎たらしい顔と相性がいいのです。

 

この接続詞を感じ良く使うのは難しいので、会話の中で出てきてしまったら、一度自身のスタンスを顧みるのをおすすめします。

 

不用意に敵を作らないために、常に自分を磨いていきましょう。

 

 

 

 

私の知る限り、「つまり」を好印象に使えているのは山崎まさよしさんだけです。

 

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