数字に思いを込めて
若い頃はとりあえず何でも挑戦していました。
ゴルフを始め、登山をして、飲み歩き、仕事はNoを言わないスタンスで無我夢中に働いてました。
そんなとき、カジノバーにも何度か遊びに行く機会がありました。
店名は一つも思い出せませんが、当時住んでいた大阪の中心地「なんば」にはなぜかそこら中にあり、どの店も賑わっていました。
その名のとおり、お酒を飲みながらポーカーやブラックジャックをやるわけです。
ルールをよく理解していないので、とりあえず周りに合わせて机を2回叩くアクションをしてドヤ顔をしていた記憶があります。
こんな適当な男を可愛がってくれた人生の先輩方には頭が上がりません。
そんな私でも唯一ちゃんと理解できるのが、ルーレットです。
数字の外側を球が勢い良く回り、最終的にどの番号に入るのか、あるいは赤なのか黒なのかに賭けるゲームです。
こんな風にチップを番号の上に置いていきます。
いかにもギャンブルをしている気分に浸れますね。
自分のラッキーナンバー、年齢、はたまた何も関係のない思いつきか。
シンプルなので素人でも楽しめますね。
カジノで人生の価値観に出会う
別に賭博をお薦めしたい訳ではありません。
大阪へのカジノ誘致も応援していません。
ただ、所詮遊びのルーレットから得た気づきは今でも生きているので、ギャンブルも単純な悪者ではないと思うんです。
私たちには、時間があり、体力があり、お金があります。
それらを何に注ぎ込むのかを頭脳を使って必死に考えます。
そして、信じる何かに賭けるんです。
歌かもしれないし、野球やサッカーかもしれません。
あるいは、仕事の可能性もありますし、子どもの幸せを選ぶ人もいます。
チップの所持数は人それぞれです。
時間の経過とともに着々と減っていきます。
私も、若い頃のように大胆な賭け方はできなくなってきました。
私よりも上手く会社員の成功と自己実現を叶えている人を見ると嫉妬しそうになりますが、きっとチップに恵まれて使い方を誤らなかったのだろうと拍手するようにしています。
あなたの手元には何枚のチップが残っているだろうか。
最近、大切な一枚を佐藤に置いてくれる人が増えてきました。
大変感謝しているとともに、絶対に損させまいと誓っています。
大丈夫です。
私はここに、大枚をかけて臨んでいますから。