老舗の挑戦が大好きだ
食べるだけでレベルアップしそうな煎餅を発見しました。
こちら、あるキャラクターを模して作られております。
この特徴的な目と丸いフォルムで一目瞭然ですかね。
ドラゴンクエストのスライムが煎餅になった「スライムにわかせんぺい」です。
せんべいではなくせんぺいと呼ぶ理由ははっきりしませんが、プニプニしたスライムと音の相性が良いので深く考えずにおきます。
九州の一部では古くからせんぺいと発音するようです。
パッケージも前面に大きくスライムを描いていて分かりやすいですね。
言われないとお菓子だとは分かりませんが、得体の知れないからこそ注目を呼ぶのかもしれません。
これが売り場に置いてあったら思わず手に取ってしまいます。
通常、食べ物の包装に鮮やかな青は使われません。
自然な食べ物にない色なので食欲を減退させるからです。
ですが、これは背景まで真っ青です。
セオリーは無視でインパクト重視ですね。
ただ、スライムの特徴である頭部の尖りは隠しています。
頭が細長いのが本来の個性なのですが、おそらくこの形を再現しようとすると耐久が持たずに運んだ時に崩れる危険が増すのでしょう。
弱点を上手くやり過ごしています。
目の上のお面もカムフラージュになっていますね。
この赤い垂れ目のお面、九州出身の方なら誰しもがご存知だと思います。
博多銘菓「東雲堂」のにわかせんぺいです。
元々はこちらのお菓子が商品ですが、創業115年の老舗が看板商品をスライムにしたのです。
話題になるのも納得ですね。
にわかせんぺいの写真をご覧いただくと分かりますが、スライムの形ではありません。
それに、横には目の焼き色を入れる金型がありますよね。
今回のこの企画のために型を発注したはずです。
社内は賛否両論あったと想像します。
博多のブランドに傷がつく!とか
流行りに乗っかるな!とか、、、
でも誰かが押し切ったのでしょう。
結果的には、ドラゴンクエストを制作しているスクエアエニックス社との共同開発で、ドラクエウォーク(アプリ)とも連動して、徹底的にコラボしてます。
声を届けるには新しい試みを
スライムにわかせんぺいによって、九州の方以外にも存在が知れ渡りました。
旅行ができる世の中に戻ったら、博多土産は、通りもん、明太子、にわかせんぺいです。(少なくとも私は)
この事例に触れて、更なる挑戦への意欲が掻き立てられました。
私はこれまではプレゼンテーションのスキル解説に重きを置いてきました。
これからは少し趣向を変えて、論理と語彙の力で創作の幅が広がる様をご覧に入れて、楽しむ要素も入れていければと考えています。
第一弾は童話 桃太郎の文学アレンジの朗読です。
通常の昔話と何が違うか批評すると果実が味わい深くなります。
ご覧いただけると嬉しいです。
引き続き、色んな表現に挑戦していきます。
俄(にわか=茶番)と言われないように中身を磨いていきますので、どうぞご期待ください。