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ハンバーガーの選択肢が増える
思わず口を開ける絶景です。
この旨そうなハンバーガーは5月末にオープンしたばかりのバターミルクフライドチキンの専門店「Lucky Rocky Chicken(ラッキーロッキーチキン)」です。
暴力的な糖分とジューシーな鶏肉は相性抜群でしょうから、汗ばんででもかぶりつきたい逸品です。
ハンバーガー好きの私としては、要チェックなお店です。
ただ、ハンバーガーがそれほど好きではない方もこの店は知っておいた方がいいです。
この洒落た一品を作っているのは、ファミリーレストランのロイヤルホストを運営している会社なのです。
全国200店舗以上あるようですからこちらは説明不要ですね。
そんなファミレスチェーンが新規参入でバーガーに手を出したわけです。
昨今はレストランにはなかなかお客さんを呼び込みにくいですから、内食・中食需要を取り込んでいく戦略です。
ハンバーガーならすぐ作れて、店頭で渡せて、出前も簡単。
商材としてうってつけです。
日経によるとロイヤルホスト以外にも、居酒屋チェーンの鳥貴族ホールディングスも8月にハンバーガーショップをオープンする予定だそうです。
ブームが来るかもしれません。
もう一つの理由
ここからは佐藤の考察ですが、ハンバーガーで攻めるわけは内食・中食需要増だけではありません。
深刻化しつつある少子高齢社会においても、逆に伸びる2つの層を押さえているからです。
国立社会保障・人口問題研究所が公表した直近の将来推計によれば、高齢化時代に増えるのは単身世帯と未婚者です。
(高齢者が増えるのは当然として)
どちらも一人の時間が長いですよね。
ハンバーガーはおひとり様と相性が良いのです。
マクドナルドやロッテリアなど大衆向けバーガーは別ですが、基本的には口を大きく開けて食べるし、ソースが飛び散ります。
デートにも小さな子どもにも適しません。
気ままに食べられるおひとり様がショップに押し寄せます。
店内で食べずに持ち帰りの選択肢が一般的なのも独り者にはありがたい。
一人でも楽しみやすいグルメの代表です。
高齢化も踏まえると、健康志向で野菜が多めでパンも低糖質になるとなお人気が出そうですね。
冒頭ご紹介したバーガーがビーフではなくチキンなのもヘルシーを意図しているのかもしれません。
おそらく鳥貴族が発表するバーガーも十中八九チキンでしょうし、セールスポイントは健康だと予言しておきます。
外食産業へのアンテナ
お客さんとの接点が近く、頻度も多い外食産業を観察すると、世の中の変化を敏感に感じ取れます。
今の動きを見ながら、今後の展開を予測すると実社会が教材になります。
自分がビジネスを起こすときに参考になりそうですね。
ただいま深夜2時。
仕事が立て込んだ残業後で空腹だからか大好きなハンバーガーで語ってしまいました。
夜更けに短時間でもささっとでもそれなりの文章を書けるようになりたい方はぜひCSAへお越しください。
ちなみに、講座中は飲食OKです。
腹が減っては学びは得られぬ、ですからね。
ただ、両手が塞がるハンバーガーはNGです。
やはり、おひとり様の時に適した食べ物ですので。