おすすめ プレゼンテーションスキル

3大NG表現に気をつけろ!

 

この記事では、賢い人は避けている3つの表現について解説します。あなたも使ってしまっているかも!?

 

目次

避けるべき表現をまとめました

今回は意識するだけで変わる3大NG表現をご紹介します。ほとんどの人がいずれかを用いて会話や文章作成をしています。

だからこそ、ここを鍛えれば変化を体感できますし、周囲の評価が変わるのです。

では、勿体ぶらずにお伝えします。

 

3大NG表現とは、

① 無駄な副詞

② 雰囲気名詞

③ 繰り返し表現

です!

 

ちょっと難しそうに思うかもしれませんが解説をご覧になれば、すぐにご理解いただけます。この3点を押さえたら話し方が変わりますので、頑張って読み進めてください。翻って、話が下手で文字数が多い割に何を言っているのか分からない人は、大抵これらがほとんど当てはまっています。

では、詳しく説明していきましょう。

 

① 無駄な副詞を削りましょう

日本語が母国語の方々は、品詞について意識する機会が少ないかもしれません。副詞とは形容詞、動詞を修飾する働きがあります。

「すごく美味しい」のすごく、「とても静かな」のとても、などです。

これらの副詞を多用する人は、本来用いるべき範囲を超えて使用している場合があるので注意が必要です。用法容量を守っておらず、行き場を失った副詞たちが出てくるからです。

 

例えば、あなたの周りに「すごい」が口癖の人はいませんか?

 

昨日の会議が長引いちゃって、すごい、部長の話が止まんなくて、すごい、おかげで残業になっちゃって、デートに遅れて、すごい、彼女にも怒られるし、すごい、最悪だった

 

こんな感じです。さすがに1文の中に4回も「すごい」が出てくると際立ちますが、このような言い回しをしている方が一定数いるんです。

とても、めっちゃ、本当、なども同じシリーズです。このセリフは「すごい」がない方が通じやすくなります。

 

昨日の会議が長引いちゃって部長の話が止まんなくて、おかげで残業になっちゃってデートに遅れて、彼女にも怒られるし最悪だった

 

となります。整えたところで大した内容ではありませんが意図は明解になります。

 

この理由は、「すごい」が空白を埋める用途で使われているからです。

「すごい、部長の話が止まんなくて」の「すごい」はすごい部長を示しているわけではありませんし、すごい話でも、すごい止まんない、でもありません。

沈黙が怖いから、思考中の間の穴埋めとして「すごい」と言っているだけです。ノイズになる意味のない言葉は削るべきです。

普段、雑談の中で、「すごい」をすごく使っている方、今からやめましょう。

 

それから、厳密に言うと「すごい」は形容詞です。「すごい美味しい」と誤用されがちですが、こちらは「すごく美味しい」が正しい文法です。

「すぐ美味しい、すごく美味しい」

というやつです。

 

② 雰囲気名詞は避けましょう

誰もが思いつく語彙ばかりを使っていると、賢い人にはすぐに見抜かれます。身近な話でご理解いただきましょう。

 

例えば、台風が来ていたとします。今まさに九州に上陸しようとしていて、テレビ局はこぞって沿岸部にレポーターを走らせて現場から中継をします。

さて、彼らはカメラの前でどんな説明をするでしょうか。

想像してください。

 

こんな感じではないでしょうか↓↓

 

こちら、鹿児島県の南部村から中継です。ただいま、全域が暴風に包まれており、建物の被害が相次いでいる模様です。引き続き猛烈な強風に注意が必要な状況となっております。

 

聞き覚えがありますよね。注目すべきは、「模様」「状況」です。

 

「建物の被害が相次いでいる“模様”です。引き続き猛烈な強風に注意が必要な“状況”となっております。」 

 

よく聞く表現ですが、これらは「それっぽい雰囲気」を出すためだけの雰囲気名詞です。便利なんです。

「模様」「状況」以外に「状態」「現状」「様子」などがあります。

 

これらを使うと文章が楽に作れます。ですが、発言全体が薄味になってしまうんです。とりあえず話し始めて、後半で帳尻合わせをすると出る名詞です。

文章の着地点が見えないから、なんやかんやそんな状態です。と濁す雑さがあります。言葉に対して注意散漫になった瞬間に現れます。

 

その証拠に、一流のアナウンサーはほとんど使いません。意識して避けているのが伝わります。

雰囲気名詞を排除して、

 

建物の被害が相次いでいます。引き続き猛烈な強風に注意が必要です。

 

と言います。

 

このポイントに気付いている人は残念ながら少ないです。語彙の勉強をしていないと、ついうっかり出てしまいます。

誰しもが使うため指摘こそされませんが、ここをクリアすると「何故だか分からないけど、あの人の話は分かりやすい」という印象を与えられます。

私も受講生には言葉の選択を徹底して指導している状況です。

 

③ 全てを台無しにする繰り返し表現

どんなに綺麗な語句であっても、連続して使うと品位を落としてしまいます
ので注意が必要です。

「胆力」という言葉があります。物怖じしない、度胸があるという意味です。普段から飛び交う言葉ではありませんから、何気なく使うと相手の眉を上げられるかも知れません。

 

ところが、話している中で、「胆力」「胆力」「胆力」と事あるごとに底知れぬ胆力で繰り返し使用してきたらいかがでしょうか。もしかして、覚えたてのワードでアピールしたいだけなのかな、と眉をひそめられてしまうでしょう。

先ほど説明した「すごい」や「状況」なんかを連発してしまったら目も当てられません。

 

特に、無意識に頻出しがちなのは「こと」「もの」です。よく自己紹介の場面で散見されます。

せっかくの人脈拡大の機会を棒に振ってしまいますから、ここで学んだ皆さんは使わないようにしましょう。

「ピアノを弾くことが好き」

「パエリアを作ることが得意」

「絵を描くことが趣味」

などと言っていないでしょうか。

 

コトコトコトコトしていいのはシチューだけです。

 

「ピアノの演奏が好き」

「パエリアの調理が得意」

「趣味は描画」

と言い換えましょう。

単語は使用回数に注意するようにしてください。使ったら、次は別の単語にする。これ必須です。

 

論文を書く学者たちには、同じ単語は近接させないルールを守ります。

これを破るとそもそも論文として評価の土台にも上がりません。英智ある者であれば、繰り返す愚行はしてはならないのです。

 

まとめ

いかがだったでしょうか。たかが3つ、されど3つです。単純ですが、気付いて、修正するのは一筋縄ではいきません。長年使ってしまっていた口癖は染みついています。

「模様」「状況」「状態」「現状」「様子」それから「こと」「もの」は知らず知らずに使ってしまっています。

すぐに変えるのは難しいかも知れません。日々の中で、言葉への関心を維持していきましょう。

必ず変わります。

 

私はこれらのスキルを定着させ、文章力、プレゼンテーション力を鍛える講師をしています。

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