コラム

みんなのハートに刺さる歌詞

ドラマ主題歌はみんなに響く

最近のヒット曲に疎い私でも“あいみょん”の「ハート」にはシビれました。

彼女は歌詞作りの天才です。

この曲がCDランキングベスト10になるのも、売り出し中の若手俳優を起用したドラマ曲に抜擢されるのも必然です。

ご存じない方も一聴すれば思い出すはずです。

おそらく電波に乗ってどこかで入り込んでいるでしょうから。

スローなリズムが強調されたシンプルな編成で、角のない電子オルガンの軽快な和音を背景に、主張の強い歌声が語ってきます。

この記事を書きながらも隣であいみょんが歌っているのですが、夜の深みを忘れさせる清涼感で眠気が抑えられます。

YouTubeのコメント欄も盛り上がっています。

「ドラマに合ってて、何回聞いても飽きない最高すぎる曲!」
「本当にあいみょんさんの歌は心に入ってくる!」
「片思いも両思いも曖昧な関係でも共感できる!」
「いろんな人に寄り添える曲!」

誰もが自分の恋を思い出して、勝手に美化して、ため息を鼻から吐く時間を味わう経験ができる魔力を持った音楽です。

 

ウケる歌詞がウケる理由

さて、
歌詞をコピペすると怒られそうですが、歌い出しの数行だけ。

“伝えることが難しいこと
近くにいればいるほど
なんだか胸が痛い
眠たい夜に眠れないこと
予測できない帰りを待ってる私がいる”

 

・・・。

このアーティストに限らず、ヒット曲の歌詞の中には「こと」「もの」がとにかく多い!

誰か統計を取ってほしいくらいです。

講座の中では口酸っぱく「こと」「もの」を使用しないよう指導していますが、そのうち誰かが「いやいやはじめさん、売れてる曲って大体使ってますよ」と言ってくるだろうなと想像しています。

 

なので先に説明しておきます。

「こと」「もの」を多用すると文章がぼやけてくるんです。

「眠たい夜に眠れない苦痛」だと頭を抱えてそうですが、「眠たい夜に眠れないこと」だと胸躍る高揚も含まれます。

 

誰でも共感できる文章は、誰にも情景が特定できない文章です。

ドラマの主題歌選出チームは、歌詞に固有名詞や描写的な表現入れるとイメージが引っ張られる理由で「こと・もの」曲を歓迎します。

 

念の為確認しましたが、30年前の年間ナンバーワンも同様でした。

“たとえば、君がいるだけで心が強くなれること
何より大切なものを気づかせてくれたね”

もちろん高視聴率ドラマの主題歌です。

ですので、ヒット曲を作りたい方はご参考にしてください。

 

多彩な語彙で自分の脳内に描いた世界を他人に適切に伝えたい方は、歌詞的文章から脱却しましょう。

小説家や新聞記者、CSA講師などの文章のプロは「こと・もの」をほとんど使用しません。

ちゃんと鍛えたい方はパブリックスピーキング道場へお越しください。

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ちなみに、私はデビュー曲からファンです。

 

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