勉強は好きですか?
キヤノンや住友生命保険などの一部企業で始まっているリスキリング(学び直し)の取り組みが注目されています。(日経新聞にて)
文系大学出身の30代社員も、会社からプログラミングを教え込まれるようです。
背景には、デジタルトランスフォーメーション(D X)推進への人材不足があります。
I T人材は引く手数多で採用が難しいから、自社で育ててしまおうという腹ですね。
たしかに、転職サイトにはエンジニアやI T系の無形営業の募集が多いです。
仕事をしながら新しい分野の学びをインプットするのは容易ではありませんが、身に付けられたら、社内での活躍はもちろん転職にもプラスになりますね。
多くの会社がリスキリングを進めれば、人材の流動化につながってD Xも加速していきます。
I T分野に限らず、自らのキャリアを発展させる戦略として別の分野を勉強するのは有効です。
個人の話で恐縮ですが、先日転職アドバイザーと経歴の棚卸しをした際に「財務系の知識があると仕事の幅が広がる」とアドバイスをもらったのでマイペースに勉強を始めています。
個性と経歴を活かす選択を、自分で進めていけるのは幸せです。
会社が主体となって社員の人生をコントロールする時代はまもなく終わるでしょう。
望まない異動や転勤にNOを突きつけて、自分で自分を育てていく理想像が現実になります。
海外では、長期間仕事を離れて大学で勉強をするリカレント教育も広まってきているようです。
日本ではまだごく一部に過ぎません。
リスキリングの文化が広まって、キャリアを高めるために堂々と勉強できる世の中になってほしいです。
待遇改善のために、大きな仕事に挑戦する権利を得るために、能動的に新しい知識を学ぶのは自然な反応です。
会社から尻を叩かれて勉強するのではなく、自らの意志でキーボードを叩き込む社員が、未来のプロジェクトを牽引します。
さぁ、社会人が勉強に目覚めてきた・・・!