シニア活躍へ
高齢者雇用安定法により、2025年から65歳定年制が企業の義務になります。
既に嘱託制度や独自の定年延長で徐々にシニア枠が拡大しつつありますが、もうまもなく全ての企業で従来の常識が更新されます。
私の父は60歳で引退し、趣味のバイクと映画鑑賞を楽しむ悠々自適な毎日(羨ましい!)を過ごしていますが、きっとこれからの会社員には難しくなるでしょう。
これからはシニアがビジネスでさらに活躍します。
何歳から働き始めるかによりますが、およそ人生の半分も労働すると考えるとゾッとしますね。。。
企業側は、人口ピラミッドの上部だけが膨らむので対応に迫られます。
新卒の300万程度の年収に比べて、ベテラン層は何倍ももらうので、損益計算書を見ながら、企業もゾッとするのです。
増える人件費をどうにかしないと、、、と企業は頭を抱えます。
シニア活躍からシニア競争へ
人件費を抑制するためにはいくつかの方法があります。
①給与を下げる
②従業員を減らす(早期退職)
③役職定年を設ける
①と②をする会社も多いでしょうが、ダイレクトな方法なので反発も多いでしょう。
③は、部長や課長などの役職にそれぞれリミットを設けて、55歳まで部長なら課長へ降格、50歳まで課長だったら一般職へ降格などを行い、一部の人の給与を下げる方法です。
ベテラン社員からすると戦々恐々ですが、ポストが空けば若手や中堅は出世の芽が出てやる気が上がります。
企業としては堂々と進めやすいので、③を選択する会社が増えるはずです。
各世代、取り巻く環境が大きく変わりますね。
【ベテラン世代】
・上手くいけば高給を65歳までもらえるチャンスあり
・出世が頭打ちになれば降格のピンチ
・シニア向け求人により、50代・60代での転職も
【中堅・若手世代】
・空いたポストに若くして就ける
・競争相手が同世代だけでなく、ベテラン世代にも拡大
・会社員生活が長くなるのでキャリアがより重要に
何世代であっても好戦的にビジネスをしていかないと立ち行かなくなります。
ピンチとチャンスが常に存在し、会社員であっても収入差が広がります。
せっかくならアンテナを高く張って、学びとビジネスを結びつけて勉強したいですね。
パブリックスピーキング道場では就職や転職、出世など、習得したスキルを何に使うかを考えながら勉強しています。
なので、皆さん顔がキラキラしてるんですよね。